10月オンラインいきいき健康サロンが実施されたので、その報告です。

 

 

当日は、日曜日にもかかわらず、沢山の方に参加していただきました。
三宅先生のエネルギーに満ちあふれた情熱的なお話を、みなさんと拝聴できて大変嬉しく思いました。
残念ながら参加できなかった方、先生が動画の一般公開を了承してくださったので、ぜひご覧ください。

 

 

 

 

▪️三宅 養三 医師 「具眼考究と私の眼科」

 

 

 

 

心に残ったキーワード

 

 

• 具眼――それは、物事を正しく、深く見定める力。「見えないものを見る力」とも言われ、明治・大正の偉人や文豪たちが好んで使った。

 

 

• 臨床の場では、正しい診断・病態を見抜くこと(具眼)と、患者にとって最も幸せな医療をやり遂げること(探求)が求められる。(安楽死も!)

 

 

• 教育の場でも同じ。人の長所を具眼で見つけ、その人が最も力を発揮できるように導く(探求)ことが大切。

 

 

• 「教育とは教えるものではなく、(興奮をもって)示すものだ」

 

 

• 「具眼の士を見つけろ、育てろ。それは組織のため、いや日本のためだ。」(勝海舟)
• 「金を残して死ぬのは下、仕事を残して死ぬのは中、人を残して死ぬのは上だ。」(後藤新平
• どんな分野の人でも、自らの専門で見つけた真理を、魂を揺さぶる言葉で語れるようになる。
• 閃きの科学:ぼんやりとした脳の状態(DMN)と、集中している時のエネルギーが縦横無尽につながり、そこから新しいアイデアが生まれる。

 

 

そして何より驚いたのは、三宅先生のご家系図です。。。
代々続く眼科の系譜、そしてご先祖に明智光秀の名があるとは…!
いま私たちがこうして豊かな日本に生きていられるのも、代々の“具眼の士”たちが時代を超えて築き上げてくださったおかげですね。

 

 

 

 

▶️先生のご好意により、動画配信いたします⇩。なるべく多くの方が見てくださいますように。

 

 


Screenshot

 

 

https://www.youtube.com/watch?v=rAdNI8AeE7I

 

 

 

 

 

 

あっという間の一時間半で、気がつくと12時、質疑応答の時間が全くなくなっておりました。

 

 

チャット内容を三宅先生にお知らせしたところ、ご丁寧に下記のようにお答え頂きました。

 

 

 

 

質疑応答

 

 

 

 

▶︎質問1:
目の再生医療(自分の細胞から、眼球を再生して、自分の目として見えるようにすること?)は、いつごろ実現しますか?もしくは実現していますか?
その分野での医療技術はどこの国が一番ですか?

 

 

回 答
ノーベル賞の山中先生が開発されたiPS細胞を用いた人間への治療の最初の成功は眼科医である高橋政代先生による2014年の神戸の理化学研究所からの加齢黄斑変性に対するものでした。世界のほとんどの国の新聞のトップ記事になりました。この成功の約4ヶ月前に私は高橋政代先生に請われて神戸の彼女の施設の理事長になっておりました。私はその時点ではまだこの研究に貢献していませんでしたが、本当に嬉しかったです。ただこの病気はその後薬物による治療がある程度可能になりiPS治療の適応から外れてまいりました。ただその時に手術を受けた患者さんはある程度視力の改善を見ており、ほっておくとほとんど見えなくなる状態からは逃れることができております。これに代わって現在、最も力を注いでいるのが遺伝性網膜疾患です。この疾患の治療はそれほど遠くない将来に日本で治療が可能となると思います。昨日この辺のことも話すつもりでしたが、とても時間がありませんでした。

 

 

▶︎質問2: 昭和59年順天堂大学卒の産婦人科医です。若いお医者の頃は、過労死寸前まで働きました。ゆとり教育、働き方改革、画像診断、AI の進出とともに、内診も出来ない、お産も出来ない、医学部で教わったことも分からないお医者は増えました。近頃は、差別だと、小学校入学時の色盲色弱検査をしないので、男子の将来の職業選択時に、絶望する医学部志望男子が多くいますね。男子8人に一人は、色盲色弱ですね。

 

 

回 答
講演でも述べましたが働き方改革という言葉がやたら流行っており、政府も重点的に吹聴していますが、「働き方改革」というのは何時までしか働いてはいけないとか、手術もある時間以上が経過したら術者を変えなければいけないなんていうことではなく、「働く者が働いただけ報われる」という当たり前のことを言っているのに、政府や医療関係者は誤解している方が多々見られます。この度総理大臣になった高市さんは働き方改革をやめ、働きたい改革にしたい、と面白い表現を使いました。江戸の長い年月で教養を詰め込んだ日本人が明治の時代にほとんどのアジア諸国が欧米の属国になったのにあっという間に一級国にのし上がったすごさ、太平洋戦争敗戦、アジアの資源のない小国、英語が世界で一番下手な国であるにも関わらず敗戦後瞬く間に医療が一位、医学が二位、ノーベル賞受賞者数が世界で二位というとんでもないことを成し遂げた日本人の根性、忍耐力、知性、能力、アイデアは素晴らしいものがあることは証明済みで、これらの素晴らしい日本人の業績は「日本の品格」として我々は大切に保管しなければならない、これが私の昨日申したかった主点でした。
色覚異常についてですが、欧米ではほとんどの国で色覚異常は入学に問題されていません。実際色覚異常でありながら立派な医者や研究者になっておられる人材を少なからず知っております。しかし色覚異常があることは本人が知っているべきで、これは本人のためでもあります。

 

 

▶︎ とても聞いていて楽しかったです。有難うございました。
▶︎素晴らしい講演でした。有難うございました。
▶︎ありがとうございました。
▶︎ありがとうございました
▶︎大変貴重な講演を聴かせていただきました。感動いたしました。
▶︎ありがとうございました!
▶︎素晴らしいご講演ありがとうございました。
▶︎ 有難うございました。
▶︎貴重なお話をありがとうございました

 

 

回 答
皆様最後までお付き合い賜り、ありがとうございました。日本人を誇りに思い、ますます頑張っていただきたいと思います。

 

 

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心に響くご講演、本当にありがとうございました。

 

 

 

 

講師プロフィール

 

 

三宅養三(みやけ ようぞう)先生
名古屋大学名誉教授 愛知医科大学(前)理事長

略歴
1967年   名古屋大学医学部卒業
1968年   名古屋大学眼科入局
1976 ~79年 ハーバード大学留学
1997年   名古屋大学眼科教授
2005年   名古屋大学名誉教授
2005~07年  国立感覚器センター所長
2007~10年  愛知淑徳大学教授、病院長
2010~19年  愛知医科大学理事長
2014~24年  神戸Next Vision 理事長

 

 

三宅養三先生