障がい福祉施設で働き早6年。日常のあれやこれやを綴ります。
クリスマスプレゼント探しに走る、師走
日本で12月は師も走る「師走」と呼ばれますが、フランスでもノエルを控え多くの人がプレゼントや食材を探し回る慌ただしい月となります。
幸い私は食事に関しては義母に丸投げですが、家族12人分のプレゼント探しに毎年頭を悩ませる一か月となります。
本来楽しいイベントなので心ウキウキで用意したいところですが…どこに行っても人だかりの中プレゼントを探し回る時間は、控えめに言っても修行でしかありません。
その上施設職員として働き始めてからは家族に加えて担当する利用者さんへクリスマスプレゼントを用意する事となり、修行は苦行へとパワーアップ。今年は家族12人と担当の利用者さん2人=14人分のプレゼントを用意する事となりました。
福祉施設では「Referent(担当)」制があり、自分が担当する利用者さんについては支援計画(Projet Personnalisé)を作成し重点的にサポートする事が多いのですが、大きな行事(お誕生日やクリスマス)のプレゼントを用意する事も重要な任務だったりします。
そしてプレゼントはサプライズで用意する事も多いのですが、私の担当するМさんはどこかでクリスマスプレゼントについて聞きつけてきたのか「アヤコ、ランバダのディスク(が欲しい)」と訴えて来ました。Мさんはとてもシャイな紳士なので「ランバダ」が結びつかず「ランバダって、あのセクシーダンスのランバダ?」と確認したところ「そう、ランバダランバダランバダ」と嬉しそうに繰り返すので間違いなさそう(ちなみにМさんはCDだけでなくビニールレコードも集めているのでどちらも欲しいとの事)。
ちなみにこのクリスマスプレゼントには20ユーロという予算があります。というのも財政的にギリギリな利用者さんもいるので、公平の観点から予算を一律20ユーロにする事でプレゼント内容格差を抑えるという意味合いがあるようです。
という事で「20ユーロでレコードって買えるのかしら…?」と思いつつ、ランバダCD・レコード探しが始まりました。
はじめは店員さんに直球で「ランバダありませんか?」と聞いていたのですが、数回聞いて気恥ずかしくなって来たので「施設職員ですが利用者の希望でランバダのCDとレコードを探しています」と質問を変えてFNACやらCD屋さんを回りましたが一向に見つかりません。いわく「あまりに古すぎる」との事でしたが、ビートルズやエディット・ピアフは揃ってるのだからそれが理由ではあるまい…と邪推しつつ黙々とCD屋さんを訪問。
数件目で「Occasion(中古品)専門店の方が絶対見つかりやすいよ」と言われ中古専門店に行ったところ…ようやく見つかりました!
それもまさかのCD5ユーロ+レコード3ユーロ(=8ユーロ)の予算内で購入でき、М氏もご家族も全員満足のクリスマスプレゼントとなりそうです。
シャイなМさんですが、いつかランバダダンスを見せてくれるかなとひそかに期待しています。
皆様もJoyeux noêl et bonne fête !! そして良い年末年始をお過ごしください。
坂東綾子(社会福祉士、DEAES)