ほほ笑みはあくびと同じように、身体の奥まで行きわたる。
のど、肺、心臓と次々に解きほぐす。医者の薬箱の中にもこれほど迅速に
程よく効くものは無いだろう。
哲学者 アラン
* お笑いをこよなく愛する心理士が、このエッセイを通して、すでに巷で紹介されている心理的健康を保つための予防的情報を、皆様に「笑い」を交えながらお伝えしようと思います。皆様自身が心身共に健康で、皆で笑いの輪を広げて、少しでも充実したフランス生活ができるようお役にたてればと思っております。
年末年始を気持ちよく過ごすために
今年も残すところ後二月となりました。「師走」の語源はいくつかありますが、(和尚様)師も走る程、忙しい月というのが一般的な理解かと思います。「忙しい」は心を亡くすと書き、ついつい、心の余裕が亡(失)くなり、イライラしたり、怒ったりしてしまうかと思います。
「怒り」という感情をコントロールしているのは、側頭葉の内側にある「扁桃体」と呼ばれる頭の中心部分にあるアーモンド型の小さな器官です。これは人間以外の動物にもある、「古い脳」の一部で、「恐怖」「不安」「緊張」を感じる場所でもあります。敵(障害)に追われる時、扁桃体でストレスホルモン(コルチゾールやノルアドレナリン)が分泌され、それが恐怖反応を引き起こさせます。それにより、「逃走」するか、相手に立ち向かって「闘争」するか、もしくは、扁桃体が過剰に活性化すると、「凍結・フリーズ」という防御機能が起きることもあります。
マインドフルネス瞑想をすると、幸せホルモンと言われているセロトニンと、オキシトシンが増えることがわかっています。セロトニンには、精神を安定させ、ストレスを軽減させる働きがあります。オキシトシンの分泌を増やすことにより、怒りの感情を和らげ、イライラ解消につなげることもできます。MRIを使った研究から、マインドフルネス瞑想を続けた人は、不安や抑うつ症状、心的外傷後ストレス障害(PTSD)の症状を軽減する可能性があることがわかっています。
マインドフルネス瞑想以外にも、ヨガや、太極拳、気功をすることによって、自立神経が整い、過剰なストレスホルモン分泌を押さえることができるといわれています。オキシトシンは、家族とハグをしたりペットと触れ合うことでも分泌されます。笑うと副交感神経が優位になり、リラックス効果やストレスの軽減が期待できます。
皆様が、少しでも穏やかで、楽しい年末年始をお過ごしになられますように。
La psy qui rit お勧めお笑い芸人・番組
年末と言えば、M-1グランプリ。今日の時点では、まだ3回戦も始まっていませんが、この段階で私が優勝してほしいと思う芸人さんを下記に紹介したいと思います。この中で誰か優勝していると嬉しいなー。
滝音
昨年大阪から東京に上京し、全国ネットテレビでも、「さすけ」と「秋定」のキャラがかなり認知されてきた、漫才にもコントにも定評がある安定のコンビ。「さすけ」は自分の事を「あたし!」と言い、「秋定」のちょっとずれているボケが最高です。
真空ジェシカ
大喜利をやっても凄い「川北」の奇想天外なボケにも皆が慣れてきた感じの昨今。相方の「ガク」の弱そうなツッコミにも定評があり、昨年は3位だったけど今年は本当に優勝しそう。
フースーヤ
独特のリズムと言葉選びに、ハマったら笑わずにはいられない新しいスタイルの漫才(漫才とは言えないかもしれない?)是非ともフースーヤを全国ネットのM-1決勝戦で見てみたい。
たくろう
漫才に勢いは無いけど、独特な雰囲気の漫才をする唯一無二の二人。「赤木」の挙動不審さが、客層にピッタリはまると、大笑いを呼ぶことは間違いなし。
ダンビラムーチョ
高音ボケの「大原」が面白過ぎ。そして、つっこみの「はらだフニャオ」の緩さがとてもいいのです。二人は斬新な思い切った漫才をするので、今年は何を見せてくれるのか楽しみ。
カラタチ
辛辣なツッコミをする、アイドルお宅の「前田」と、ディスられると物凄い勢いで切れる、エロゲ―おたくの「大山」。今一番ホットなコンビです。佐久間宣行のNOBROCK TVの「立野沙紀 ぶりっ子魔法少女に照れたら即電流!」は二人のキャラクターが出ていて、とても面白いです。
ツンツクツン万博
2021年結成の若手コンビだけど、コントで大変定評がある、その発想がとってもユニークで、楽しみなコンビ。今年初めてのM-1出場で、彼らの漫才を見るのが楽しみ。
ネコニスズ
それぞれ芸歴はかなり長いけど、2012年に二人でコンビを組んだので、まだM-1に出場できる二人。おじさん二人だけど、センス系で売っていたボケの「館野」が、何を思ったのか今年に入って急に「赤ちゃん(笑)」になって、今年「おもしろ荘」で優勝しました。この「赤ちゃん」ネタでどこまで粘れるかが鍵。館野が急におじさんに戻るところが怖い。
いちご
つっこみの「木原」と、ぼけの「イクト」、今一押しの若手コンビ「イチゴ」。ボケもつっこみも両方とも奇天烈。新しい感じの笑いを提供してくれます。(ラーメン屋の創業者でオールバックの)佐野実似の「イクト」だけど、実は髪の毛を伸ばすと北欧系の美女っぽくなって性的消費をされるかもしれないので、今の髪型にしているそう(笑)。ボケに劣らないキモイツッコミをする、「木原」は自分の好きな女性、映画「レオン」の「マチルダ」似の髪型にしています。
二人ともスティーブジョブズが好きなので、コント名はりんごじゃなくて、「いちご」に。ボケの「イクト」が今はまっているものは、「恋愛」とのこと(2025年10月現在)。
今年のM-1はかなりいけそうです。
ハイトーン兄弟
優勝するとは思わないけど、面白いからこのコンビを紹介します。『にゃんこスター』から「スーパー3助」と、『パーパー』から今や有名歌手となった「ほしのディスコ」との、共に男女コンビの男性側のユニットコンビ。そして声が二人とも非常に高いところから、「ハイトーン兄弟」。スーパー3助のキャラは相変らずで、超高音でのツッコミと「ほしのディスコ」の歌うまをうまく使った漫才。面白いです。
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